篠原老人クラブについて

老人クラブ代表 4組佐々木憲二

小淵沢町には全部で12の老人クラブがあり、それぞれの地域で活動しています。
その中でも篠原老人クラブは、他地域にくらべ、小さな所帯です。
現在65歳以上の25人(男16人、女9人)の善男善女たちが会員であり、毎月第一水曜日の午後、定例会を開いて集まります。
定例会では、篠原区や社会福祉協議会が主宰する行事ついて話し合います。

数年前から、この定例会では「教養講座」と言うコーナーを設け、会員の一人が講師になり、30分くらいの講話をする事にしています。
外部から講師を招けば謝礼が必要になりますが、内部の講師の場合その必要がありません。
講話のテーマは講師が自由に決めます。新聞やテレビで話題になっている時事問題、あるいは講師が過去に職業人として経験した事柄等、テーマは多岐に渡ります。
今までにどんなテーマがあったのか、いくつかの例を挙げますと、「郷土史としての武田三代記」「靖国神社と祭神」「アルミ材料の製法と用途」「般若心経の解説」「中国の領土野心」「イスラム教について」と言う講話がありました。
この制度は政府が10月から実施することですから、教養問題というよりも、我々の実生活に直結した話題と言えるでしょう。

さて、会社に勤めていた人は、社縁(こんな言葉はないでしょうが)によって会社の人達と結ばれていました。
しかし退職して月日が経つと、社縁は薄くなるものです。
また血縁と言っても、遠くに住んでいる人々は自然に地域集団をつくり、災害が発生した時あるいは体調不良の時、お互いに頼りになるものです。
〝遠くの親類より近くの他人〟という故事の通りです。

山梨県老人クラブ連合会(本部は甲府市)では、現在会員1万人増強運動を進めています。
篠原区にずっと在住していて、あるいは篠原区に移住してきて、65歳を超えた皆さん、どうぞ老人クラブへおいで下さい。
お待ちしております。