9月1日は防災の日ですが、今年度は前日の31日に防災避難訓練が実施されました。
市の防災無線のサイレンを合図に、一次避難所である公民館へ徒歩で避難集合します。
10分ほどするとポツポツと避難した方が公民前のゲートボール場にやってきました。
30分ほど経過した時点での避難者は約20名ほどでした。
例年に比べるとだいぶ少ない数です。連日の猛暑の影響もあり、健康を気遣って参加を見合わせた方が多数いらしたと思われました。
この数年来の猛暑下での徒歩での避難訓練は再検討の余地ありと感じました。
その後恒例の消火訓練。消防団のご協力で、消火器の使い方を習得します。毎年やってる訓練ですが、やってみると戸惑うことも。欠かさず訓練するのに越したことはないようです。
消火訓練が済んで皆さん公民館に移動。
ここでは北杜市消防本部の救急救命士さんの指導で、心停止で瀕死の方への救命措置を学びます。
心停止はほんの数分で脳機能がダメージを受けるそうです。
いち早く脳へ血液を送りこむための胸骨圧迫が必要です。
胸骨圧迫は心肺蘇生と似てますが、外部からの圧迫で心臓から血液を送り出すのが目的です。あとで使うAED処置までの繋ぎでもあり、救急車の到着をまるまで必要な処置だそうです。
その時の手順を教えていただきました。
1、倒れている人の呼吸を確認、無呼吸であれば直ちに処置開始
2、周囲に人の応援を要請
119番に連絡する人
AEDを持ってくる人
確実に実行するために指名することが肝心
3、救急車が到着するまで胸骨圧迫を休みなく継続する
ここでAEDが活躍します。
AEDの使い方を案内していただいた後、実際にやってみました。
手順についてはAEDが音声で知らせてくれます。それに従って操作します。
心臓が動き出すまで胸骨圧迫とAEDを繰り返し、救急車の到着を待つことになります。
実際の現場に遭遇した時にこのような行動が取れるように、講習を受けることは重要だと感じました。
機会がありましたら是非講習を受けてみてください。
最後に防災食をいただきました。
食改推のスタッフにより、避難所などで最小限の設備で調理できるメニューを紹介いただきました。ビニール袋に食材を入れ、湯煎調理することで貴重な水を最小限に抑える工夫がなされてます。湯煎の水は飲料水でなくてもOKな点がミソです。
お米、おかず、デザート?まで用意していただきました。
いざという場合の避難先での食事として十分美味しい避難食でした。
いつ起きるか分からない災害への備え、日頃からの準備や心構えが大切です。
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